問 題 1 1 次の А とВの 意 見 文 を 読 ん で 、後 の 問 い に 対 す る 答 え と し て 最 も よ い も の を 、A、B、C、Dか ら 一 つ 選 び な さ い 。
A
トヨタ自動車のリコール間題は、一自動車メーカーに対する不信を超え、自動 車産業全体へ広がろうとしている。 特に品質が原因と疑がわれる事故で犠牲者がでた米国では、トヨタ車への風あ たりが厳しい。 リコールの対象になったアクセルべダルやハィブリッド車のブ レーキは、設計品質と製造品質の両面から、早急に原因究明と改善が進むとみら れる。一方、問題がここまで深刻化した背景に、自動車メーカーを甘やかす雰囲 気が社内外になかったのか、検証してみる必要がある。 一^3 はマスメディアの豹変ぶりだ。一昨年までは、トヨタが世界一の自動車 メーカーになると褒めたててきた。 ところが、品質問題が発覚すると、急速な 成長が品質悪化の遠因になったと指摘。 これでは新興国市場の急拡大に必死 で対応しようとしてよいる日本の自動車産業の成長戦略をも、否定しかねな 一い。 _ |
B
1 ヨタが採用に慎重なのは、大規模リコール問題の余波で、この先、販売が伸び悩 む可能性があることも影響している。米国では販売減少で、米ケンタッキーとテキ サスの両工場で4 月までに1 4 日間の稼動休止を実施。販売がさらに減少すれば、国 内生産にも影響が及ぶことが予想されている。こうした警戒感から、開発にあたる 「技術職」の採用は3 8 0人で、直近のピークの0 5年度の半分以下に絞まられた。 しかし、人件費抑制の政策が逆にトヨタの競争力を引っ張りかねないという懸 念もつきまとう。技術職の採用抑制では、ハィブリッド車など次世代環境車の開 発競争に遅れが出ないとも限らない。黒字転換を目指して採用抑制を進める中、 競争力とのバランスをどう取るかが課題になっている。 |
トヨタ自動車のこれからの動きについて述べたものとして、正しいのはどれか。