トヨタ自動車のリコール間題は、一自動車メーカーに対する不信を超え、自動 車産業全体へ広がろうとしている。
特に品質が原因と疑がわれる事故で犠牲者がでた米国では、トヨタ車への風あ たりが厳しい。 リコールの対象になったアクセルべダルやハィブリッド車のブ レーキは、設計品質と製造品質の両面から、早急に原因究明と改善が進むとみら れる。一方、問題がここまで深刻化した背景に、自動車メーカーを甘やかす雰囲 気が社内外になかったのか、検証してみる必要がある。
一^3 はマスメディアの豹変ぶりだ。一昨年までは、トヨタが世界一の自動車 メーカーになると褒めたててきた。 ところが、品質問題が発覚すると、急速な 成長が品質悪化の遠因になったと指摘。 これでは新興国市場の急拡大に必死 で対応しようとしてよいる日本の自動車産業の成長戦略をも、否定しかねな 一い。 _
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